「ICL 後悔」と検索しているあなたへ
この記事を読んでいるあなたは、おそらくICLを検討中で「後悔した人はいないのか?」と不安になっているのだと思います。筆者自身、手術前にまさに同じ検索をしていました。
先に筆者の結論を書きます。2024年に両目(乱視あり)71万円でICLを受け、2年経過した現時点で後悔はありません。ただし、振り返ると「もう少しこうしていれば」と思う点はいくつかあります。
この記事では、筆者が事前に調べた「ICLで後悔しやすい7つのパターン」と、自分自身のリアルな体験を照らし合わせて本音で分析します。手術当日の生々しいエピソードや、子育てとの相性、適応外と言われてからの経緯なども包み隠さず書いています。
筆者のプロフィールと手術の経緯
後悔の分析に入る前に、筆者の基本情報を整理しておきます。
- 年齢・職業
- 30代男性・会社員(子育て中)
- 術前の視力
- 裸眼0.01レベル(強度近視)
- ICL費用
- 両目で71万円(乱視あり・3ヶ月検診まで込み)
- その他費用
- 病院への交通費程度。71万円以外に特別な費用はなし
- 術後視力
- 1.2(2年間安定)
- 特記事項
- 初回の適応検査で「前房深度が狭い」という理由で適応外と判定された経緯あり
手術までの流れは、初回検査(無料)→再検査(レンズ度数決めと採血)→レンズオーダー(届くまで3週間)→手術予約→手術3日前から抗菌目薬→手術当日、というステップでした。初回の適応検査が無料だったので、金銭的なハードルなく最初の一歩を踏み出せたのは大きかったです。
後悔パターン①:ハロー・グレアを甘く見ていた
どんな後悔か
ICL術後には、夜間に光の周辺にリング状の輪が見える「ハロー」と、光がギラついてまぶしく見える「グレア」が出ます。これを事前に十分理解していなかった場合、「こんなはずじゃなかった」と後悔するパターンです。
筆者の実体験
正直に言うと、筆者も手術直後はハロー・グレアがかなりはっきり見えて驚きました。
手術当日は散瞳目薬の影響もあって、とにかく眩しかったです。手術は朝10時頃でしたが、病院からの帰り道は一人では歩けないほどの眩しさで、妻に最寄り駅まで迎えに来てもらいました。当日の夜20時頃にはメガネと同程度に見えるようになりましたが、光の周りに輪が見えるハロー・グレアは結構はっきり出ていました。
6日目の時点でもハロー・グレアは変わらず見えていましたが、2ヶ月ほど経つと見え方に慣れて気にならなくなりました。「見えなくなった」のではなく「慣れて気にならなくなった」というのが正確な表現です。2年経った今でも、夜間に車を運転していて支障は感じていません。
筆者の感覚:ハロー・グレアは確かにあるが、裸眼で見えるメリットに比べれば些細なもの。ただし、事前に「ほぼ全例で出る」と理解しておくことが大事。「出るかもしれない」ではなく「出る」という前提で臨むべき。
後悔パターン②:費用に見合う効果を感じられなかった
どんな後悔か
軽度近視の方がICLを受けた場合に起こりやすい後悔です。メガネやコンタクトで十分見えていた人にとって、数十万円を払って得られる変化が小さく感じられるケースです。
筆者の実体験
筆者は強度近視だったため、この後悔はまったくありません。むしろ、71万円以上の価値があったと感じています。特に大きかったのは子育てとの相性です。
夜泣き対応の変化:手術前は、夜寝ている時に0歳の子供が「ふぇ〜ん」と泣くたびに、メガネを探す→メガネをかける→子供を見る→大丈夫そうならメガネを外す→置く→寝る、という一連の作業が必要でした。ICL後は「子供をちらっと見る→寝る」に簡略化できました。夜中に何度も起きる時期は、この差が積み重なって本当に大きかったです。
肩車問題の解消:2歳ぐらいになると子供を肩車する場面が増えますが、肩車中に子供がメガネをベタベタ触ってくる問題がなくなりました。
運転時の快適さ:メガネのフレームという視界の制限がなくなり、右左折の巻き込み確認もちらっと見るだけでよくなりました。度が入っていないサングラスが使えるようになったのも地味に嬉しいポイントです。
災害時の安心感:メガネもコンタクトも不要なので、災害時にも裸眼で動けるという安心感があります。
メガネ選びの自由:強度近視ゆえの分厚いレンズを隠すために太いセルフレームを選んだり、幅の狭いフレームを選ぶ必要がなくなりました。今は純粋にデザインだけで伊達メガネを選べます。
筆者の感覚:71万円は確かに高額。でも日常の小さなストレスがなくなった累積効果は、金額では測れないものがある。特に子育て中の方にはQOL向上を実感しやすいはず。
後悔パターン③:病院選びで妥協した
どんな後悔か
アクセスや費用を優先して病院を選んだ結果、「もっと実績のある病院で受ければよかった」と後悔するパターンです。
筆者の実体験
実は筆者にはこれに近い経験があります。
筆者の病院選びの基準は「家からのアクセス」と「病院の信頼性」のバランスでした。信頼性はICL認定医・インストラクター(指導医)の在籍、クチコミなどで調べました。
ICLの実績・感染症ゼロ・ICL指導医の在籍という点で、第1候補は某大手眼科クリニックでした。ただ、自宅から1時間以上かかるアクセスがネックで断念。最終的には家から30分ちょっとの眼科を選びました。この病院にはインストラクターはいませんでした。
手術の結果自体には満足しています。ただ、初回の適応検査で「前房深度が狭いため適応外」と言われるという予想外の事態が起きました。もしICL実績が豊富な病院を最初から選んでいたら、この適応外判定自体がなかった可能性もあります。
筆者の反省:手術当日・翌日・1週間検診と続けざまに通院が必要で、術後も毎年検診を受けることになる。アクセスは確かに大事。でも、アクセス的に問題がないなら、最初からICL実績が豊富かつICL指導医(インストラクター)がいる病院を選ぶのが間違いない。
後悔しないために、まず自分の眼の状態を知ることから
適応検査で自分の眼のデータを把握することが、後悔しない判断の第一歩です。検査は無料・約2時間。手術の義務はありません。
無料で適応検査を予約する※検査を受けても手術の義務はありません
後悔パターン④:「完璧な視力」を期待しすぎた
どんな後悔か
「ICLを受ければ視力2.0になって何もかも完璧に見えるようになる」と期待していた場合、ハロー・グレアや手元の見えづらさ、わずかな度数のズレに失望するパターンです。
筆者の実体験
筆者の術後視力は1.2で安定しており、手術前にかけていたメガネと同レベルの視力が裸眼で出ています。1.2であれば日常生活にまったく支障はありません。3ヶ月検診では1.5も出ました。
ただし、手術翌日は「手元にまだ少しピントが合いづらい」と感じました。スマホはいじれるものの、スマホの中でも特に小さな文字が見づらかった記憶があります。これは数日で改善しましたが、翌日外出した際に「物の輪郭がいつもよりくっきり見える」ことに気づいた時は感動しました。
手術直後に完璧を求めるとギャップを感じるかもしれません。「裸眼で日常生活に支障がないレベル」を目標にするのが、後悔しないための適切な期待値だと思います。
後悔パターン⑤:ダウンタイムの制約を想定していなかった
どんな後悔か
術後の洗顔・洗髪の制限や、保護メガネの装着が思った以上にストレスで、「もっと事前に準備しておけばよかった」と後悔するパターンです。
筆者の実体験
筆者の場合、術後7日間は洗顔・洗髪ができませんでした。正直、これは地味にきつかったです。日々の状況を正直に書くと以下のとおりです。
手術当日:術後1時間程度は涙が止まらず、帰宅すると目やにがすごかった。首から下のシャワーのみ可。ドライシャンプーを事前に購入しておいたのは正解だった。保護メガネは耳の後ろで引っかかるため、可能な限り伊達メガネで過ごした。寝るときだけ保護メガネ。
2日目:水でバシャバシャ顔を洗いたい気持ちが強まる。ただ、朝晩の顔拭きとドライシャンプーで意外と不快感は少ない。
4日目:妻に頭を洗ってもらった。めちゃくちゃさっぱりした。目薬もほぼ染みなくなってきた。
7日目(1週間検診):「今日から洗顔・洗髪OK」と言われた瞬間の解放感は格別。目薬も3種類のうち2種類はあと1週間で終了と言われた。
2週間:保護メガネをやめた。まったく支障なし。
振り返ると、制約は1週間で終わります。事前にドライシャンプー・顔拭きシートを準備し、「7日間は顔を洗えない」と覚悟しておけば十分乗り越えられるレベルです。
後悔パターン⑥:医師とのコミュニケーションが不十分だった
どんな後悔か
術前にリスクや自分の眼の状態について十分に確認・質問しなかったために、術後に「聞いていなかった」と感じるパターンです。
筆者の実体験
筆者にはこのパターンに関して、記事に書くべき重要な経験があります。
初回の適応検査で「前房深度が基準値より低いため適応外」と言われました。ただ、その際の担当医はICLの執刀担当ではなく、「もし本気で検討するなら改めて執刀医と話してもらうことも可能」と言われました。
一度はあきらめて帰宅しましたが、少しでも可能性があるならと思い再度通院し、執刀医と直接話しました。執刀医の説明はこうでした。
「確かに前房深度は基準値より低いが、数パーセントの話。ほかの人よりリスクが高いことは事実だが、自分の経験則から言うとそこまで深刻にとらえるほどの数値ではないと思う。ICLは自由診療なので、最終的には執刀医である私と患者さんが納得できるなら手術は可能」
この説明を受けて手術に踏み切り、結果として2年間まったく問題なく経過しています。視力1.2、眼圧も正常値で安定。
この経験から学んだのは、初回の適応検査で適応外と言われても、執刀医本人と話す価値はあるということです。初回の担当医と執刀医は別の場合があり、判断基準も異なることがあります。もし最初の説明を鵜呑みにして帰っていたら、今の裸眼生活はなかったかもしれません。
後悔パターン⑦:他の選択肢を十分に検討しなかった
どんな後悔か
ICLだけに目が行き、レーシックやコンタクトレンズの継続など、他の選択肢を十分に比較検討しなかった場合の後悔です。
筆者の実体験
筆者は元々レーシックも検討していました。ICLを選んだ理由は以下のとおりです。
- 可逆性:レーシックは角膜を削るため不可逆的。ICLはレンズを取り出せば元に戻せる
- 強度近視への不安:眼科で相談した際に「今の眼の状態なら角膜を削る量が足りないということはないとは思う。レーシックでも大丈夫だとは思うけど、ウチはレーシック専門じゃないから専門のところで相談したほうがいい」と言われた
- 子育ての利便性:夜泣き対応でメガネの着脱を繰り返す生活から解放されたかった
- 将来のリスクヘッジ:万一問題が起きた場合に「元に戻せる」という選択肢を残しておきたかった
結果として、ICLを選んだことに後悔はありません。ただ、もしICLの費用がネックで悩んでいるなら、レーシックや他の術式も含めて眼科で相談してみる価値はあります。適応検査は無料の病院も多いので、まずは自分の眼の状態を知ることが第一歩です。
筆者自身は後悔しているか?2年後の本音
2年経過した今の本音を正直に書きます。
後悔していないこと
感染症のリスクについて補足すると、19万件以上の症例解析で術後眼内炎の発生率は0.0016%(10万件あたり1.6件)と報告されています。極めて低い確率ではありますが、内眼手術である以上ゼロではないため、術後の目薬や通院指示を守ることが重要です。
出典:ResearchGate(高ボリューム手術センター解析)(2025)- ICLを受ける決断をしたこと自体はまったく後悔なし
- 71万円の費用に対して、QOLの向上は金額以上の価値がある
- 子育て(夜泣き対応、肩車)・運転・災害時の備えなど、あらゆる場面でメリットを実感
- メガネのフレームに制限されない生活は想像以上に快適
- サングラスが気軽に使えるようになった
- 適応外と言われてもあきらめず、執刀医と話す判断をしたこと
「もう少しこうすればよかった」と思うこと
- 病院選びで、もう少しICL実績が豊富でインストラクターがいる病院を検討してもよかった
- ドライシャンプーや保護メガネの代替(伊達メガネ)は、もっと事前にしっかり準備しておけばよかった
- 術後に妻に駅まで迎えに来てもらったが、最初から付き添いをお願いしておけばよかった
ただし、これらは「後悔」というレベルではなく「次回があれば改善したい点」という程度です。総合的に見て、ICLは筆者にとって間違いなくプラスの決断でした。
緑内障リスクについても、最新のEVO ICLは中央孔を通じて房水の流れを自然に保つため、瞳孔ブロックによる急性緑内障のリスクをほぼ完全に排除しています。FDAの3年間の追跡調査では、色素散乱症候群や隅角閉塞による眼圧上昇は0件でした。ただし、レンズサイズが不適切な場合のリスクを排除するために、定期検診(少なくとも年1回の眼圧測定)は推奨されています。
出典:ResearchGate(FDA Prospective Study)/ EyeWorld(2025/2024)ICLで後悔しないためにできること【チェックリスト】
筆者の経験から、ICLで後悔しないための準備をチェックリスト形式でまとめます。
【手術前の準備】
- ハロー・グレアは「出るかもしれない」ではなく「出る」前提で臨む
- 病院はICL実績と指導医(インストラクター)の有無で選ぶ。アクセスとのバランスも考慮
- 適応検査で不安が残ったら、初回担当医だけでなく執刀医本人と話す
- 期待値は「裸眼で日常生活に支障がないレベル」に設定する
- レーシック・コンタクトの継続など、他の選択肢も比較検討する
- 手術当日の付き添い(送迎)を手配しておく
【ダウンタイムの準備】
- ドライシャンプーを事前に購入
- 顔拭きシートを用意
- 保護メガネの代替として伊達メガネを用意(耳が痛くなるため)
- 7日間は洗顔・洗髪不可と理解しておく
【費用面の準備】
- 手術費用以外にかかる費用(交通費程度)を確認
- 3ヶ月検診までの費用が含まれているか確認
- 医療費控除で確定申告すればいくら戻るか事前に計算しておく
ICLの後悔に関するよくある質問
Q. ICLで一番後悔しやすいポイントは何ですか?
筆者の分析では「ハロー・グレアの事前理解不足」と「病院選びの妥協」の2つが最も後悔につながりやすいパターンです。どちらも手術前の情報収集と判断で回避できるため、術前の準備が重要です。
Q. ICLの手術自体は痛いですか?後悔するほどの痛みですか?
筆者の場合、手術中の痛みはまったくありませんでした。麻酔目薬を追加で点眼された際に少し染みましたが、それが「麻酔が効いた証」とのことで、その後は何をされているか分からないまま終わりました。眩しさとレンズ挿入時の圧迫感はありましたが、術後のQOL向上を考えれば十分耐えられるレベルです。
Q. ICLを受けて後悔する人の割合は?
筆者は医療専門家ではないため正確な統計は分かりませんが、後悔する人の多くは「事前の期待値とのギャップ」が原因であるという印象です。ハロー・グレア、ダウンタイム、費用感など、事前に正しく理解していれば後悔は大幅に減らせると考えています。
Q. 適応外と言われたら諦めるべきですか?
筆者自身が適応外と言われてから手術を受けた経験者です。初回の担当医と執刀医では判断基準が異なることがあるので、執刀医本人と話してみる価値はあります。ただし最終的にはリスクを理解した上での自己判断になりますので、担当医の説明をよく聞いてください。
Q. 子育て中にICLを受けるのは大変ですか?
筆者は子育て真っ最中にICLを受けました。術後7日間の洗顔・洗髪制限は、小さな子供がいる状況ではやや大変でした(入浴時も保護メガネが必要)。ただ、妻のサポートがあれば乗り越えられるレベルですし、むしろ子育て中だからこそICLのメリット(夜泣き対応、肩車、災害時の備え)を強く実感しています。
まとめ
ICLで後悔する人のパターンを分析すると、共通しているのは「事前の情報収集と期待値のコントロールが不十分だった」という点です。
ICLは万能な手術ではありません。ハロー・グレアは出るし、費用は高いし、ダウンタイムもあります。でも、それらを事前に理解したうえで受ける決断をしたなら、術後のQOL向上は想像以上のものがあります。
筆者は71万円を払い、適応外と言われる経験もしました。手術当日は眩しくて一人で帰れなかったし、7日間顔を洗えないのは地味にきつかった。でも2年経った今、「やってよかった」と心から思っています。
夜中に子供が泣いた時、ちらっと見るだけで済む。肩車してもメガネを触られない。災害が起きても裸眼で動ける。そういう小さな安心感の積み重ねが、71万円を超える価値をもたらしてくれています。
この記事が、あなたの判断材料の一つになれば幸いです。
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【免責事項】
本記事は筆者個人の体験記録であり、特定の医療機関・製品を推奨するものではありません。ICLの適応や効果には個人差があります。必ず眼科専門医にご相談ください。