結論:2ヶ月で気にならなくなった。ただし消えたわけではない
最初に結論を書くと、筆者の場合、ICL術後のハロー・グレアは約2ヶ月で日常生活では気にならなくなりました。
ただし「消えた」わけではありません。2年経った今でも、夜間に対向車のヘッドライトや街灯を注意して見ると、光の周りに輪が見えます。正確には「見え方に慣れて、意識しなくなった」というのが筆者の実感です。
そして筆者の正直な感覚として、裸眼で見えるメリットに比べればハロー・グレアは些細なものです。ただしこの判断は人によって異なるため、事前に「ハロー・グレアはほぼ全例で発生するとされている」と理解したうえで手術を検討すべきです。
ハロー・グレアとは?ICL後になぜ起こるのか
査読付き論文のデータによると、ICL術後1年時点でのハロー発生率は約63.9%、グレア発生率は約64.9%と報告されています。ただし、FDAの臨床試験では術後1年後には97%以上の患者がこれらの現象を日常生活に支障がないレベルと評価しています。脳の順応(ニューロアダプション)により、3〜6ヶ月で大幅に軽減されるのが特徴です。
出典:PMC12358729 / Frontiers in Medicine / FDA臨床試験(2025)ハロー・グレアとは、夜間や暗い場所で光源を見た際に起こる現象です。
- ハロー(Halo):光の周辺にリング状の輪が見える現象
- グレア(Glare):光がギラついて、まぶしく滲んで見える現象
ICL術後にハロー・グレアが起こる原因は、挿入したレンズの縁(エッジ)で光が屈折・散乱することにあるとされています。特に瞳孔が大きく開く夜間に症状が目立ちやすくなります。
ICL手術を受けた方のほとんどが術後にハロー・グレアを経験するとされており、「出るかもしれない」ではなく「出る」前提で考えておくべきものです。
手術当日〜2年後までの経過ログ
筆者が実際に感じたハロー・グレアの経過を時系列で記録します。
| 時期 | ハロー・グレアの程度 | 筆者の感想 |
|---|---|---|
| 手術当日 | かなりはっきり見える | とにかく眩しい。散瞳目薬の影響もあり、妻に駅まで迎えに来てもらった |
| 翌日〜1週間 | はっきり見える | 夜間の光にリング状の輪がくっきり。ただし裸眼で見える喜びの方が大きい |
| 6日目 | 変わらず見える | ハロー・グレア自体は改善していないが、見え方に少しずつ慣れ始める |
| 1ヶ月後 | 見えるが、徐々に慣れてくる | 日中はまったく気にならない。夜間も意識しなければ気にならない場面が増える |
| 2ヶ月後 | 気にならなくなる | 見え方に慣れて、手術直後よりは気にならなくなった。消えたのではなく「慣れた」 |
| 6ヶ月後 | ほぼ意識しない | 注意して見れば分かるが、日常では意識することがほぼなくなった |
| 2年後(現在) | 注意すれば分かる程度 | 夜間に対向車のライトを注意して見ると輪が見える。日常生活に支障はゼロ |
筆者の実感:ハロー・グレアが最も気になったのは手術当日〜1週間。2ヶ月を過ぎた頃に「あ、そういえば最近気にならなくなったな」と自然に感じた。劇的に改善する瞬間があるわけではなく、じわじわと慣れていく感覚。
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夜の運転とハロー・グレア|実際に支障はあるか
「ハロー・グレアで夜の運転は大丈夫なのか?」はICLを検討中の方が最も気になるポイントの一つだと思います。
筆者の正直な回答は、「支障なし」です。
夜間に車を運転していると、対向車のヘッドライトや街灯の周りにハロー(光の輪)が見えます。これは2年経った今でも同じです。ただし、それが運転の安全性に影響するかというと、筆者の場合はまったく影響していません。
むしろ、ICL前のメガネ時代と比べると、フレームによる視界の制限がなくなった分、右左折の巻き込み確認などがしやすくなりました。ハロー・グレアのデメリットよりも、フレームレスの視界というメリットの方が大きいと感じています。
ただし、ハロー・グレアの程度には個人差があります。筆者は夜間運転に支障を感じていませんが、強い症状が出る方もいるとされています。手術前に担当医と夜間運転について相談しておくのがよいと筆者は考えます。
ハロー・グレアは「消える」のか「慣れる」のか
最新のEVO+モデルでは、有効光学径(レンズの有効な光学範囲)が従来比最大10%拡大(最大6.1mm)されています。これにより、夜間に瞳孔が大きく開く患者でもレンズの境界部で生じる光の散乱が抑えられ、ハロー・グレアの軽減が期待されています。
出典:ResearchGate / PMC12388130(2024/2025)ICLのハロー・グレアについて調べると、「そのうち消える」という情報を見かけることがあります。筆者の2年間の経験から正直に言うと、「消える」のではなく「慣れる」が正確な表現です。
2年経った今でも、暗い場所で光源を意識的に見ると、光の周りに輪は見えます。物理的にICLレンズのエッジで光が散乱する現象なので、レンズが入っている限り完全になくなることはないと理解しています。
ただし、人間の脳は優秀で、2ヶ月ほどで「この見え方が普通」と認識するようになりました。意識しなければ気にならないレベルになるのが、筆者の体験での「慣れる」という感覚です。
ハロー・グレアを事前に理解しておくべき理由
筆者がICLの後悔パターンを分析した中で、「ハロー・グレアを甘く見ていた」は最も多い後悔の一つでした。
事前に知っておくべきことは以下の3点です。
- ハロー・グレアは「出る」:「出るかもしれない」ではなく、ほぼ全員に出ると思っておくべき
- 消えるわけではない:時間が経っても完全には消えない。ただし慣れて気にならなくなる
- 裸眼のメリットと天秤にかける:ハロー・グレアを許容できるかどうかは、裸眼で得られるメリットとの比較で判断する
筆者の場合、子育て中のメガネの不便さ(夜泣き対応、肩車、災害時の不安)を考えると、ハロー・グレアは十分に許容できるレベルでした。この判断は個人の生活スタイルや価値観によって異なります。
ICLのハロー・グレアに関するよくある質問
Q. ICLのハロー・グレアはいつまで続きますか?
筆者の場合、ハロー・グレア自体は2年経った今も完全には消えていません。ただし2ヶ月ほどで見え方に慣れ、日常生活では気にならなくなりました。「いつまで気になるか」で言えば、筆者は約2ヶ月でした。
Q. ハロー・グレアで夜の運転は危険ですか?
筆者の場合、夜間の運転に支障は感じていません。対向車のライトの周りに輪は見えますが、運転の安全性に影響するレベルではありませんでした。ただし個人差があるため、担当医と事前に相談した方がよいと筆者は感じました。
Q. ハロー・グレアはICLを外せば治りますか?
ICLは可逆性(レンズを取り出せる)が大きな特長です。レンズを取り出せばハロー・グレアはなくなるとされています。ただし取り出せば視力矯正の効果もなくなるため、現実的には「慣れて共存する」方が一般的と思われます。
Q. メガネやコンタクトでもハロー・グレアは起きますか?
メガネやコンタクトレンズでも夜間に光の滲みを感じることはありますが、ICL特有のハロー・グレアはレンズのエッジによる光の散乱が原因であり、見え方の質は異なります。筆者の感覚では、ICLのハロー・グレアの方がメガネ時代の光の滲みよりもはっきりしていました。
まとめ
- ハロー・グレアはICL術後にほぼ全員に出る現象
- 光の周りにリング(ハロー)やギラつき(グレア)が見える
- 筆者は約2ヶ月で気にならなくなった。ただし完全に消えたわけではない
- 「消える」のではなく「慣れる」が正確な表現
- 夜間の運転に筆者は支障を感じていない(個人差あり)
- 裸眼で見えるメリットとの天秤で許容できるかを判断すべき
- 事前に「出る」前提で臨むことが、後悔しないための最大のポイント
ハロー・グレアはICLの唯一と言ってもいいデメリットですが、筆者にとっては裸眼生活のメリットの方が圧倒的に大きかったです。夜泣き対応でメガネを探す必要がなくなったこと、肩車でメガネを触られなくなったこと、災害時にも裸眼で動ける安心感——これらと比べれば、夜間に光の輪が見えることは本当に些細なことでした。
大事なのは、「出るかもしれない」ではなく「出る」前提で検討すること。その上で許容できると判断できたなら、ICLは人生を変えてくれる手術だと筆者は2年経った今も思っています。
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【免責事項】
本記事は筆者個人の体験記録であり、特定の医療機関・製品を推奨するものではありません。ハロー・グレアの見え方には大きな個人差があります。必ず担当医にご相談ください。